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標準値と定格値の基準 Typical and Rated for Japanese Cars

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hiroshiy

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何度も長距離を走行し、やっと納車の時から疑問だった、標準値とはなんだろう、定格値とはどう違うんだろう、ということがわかってきました。もちろん、以下は私見ですのでテスラさんの「事実」ではありません。

まず標準値と定格値は、バッテリーのSOC(残量の%)に対して掛け算する決まった値(定数)で、変動しない値だと思います。定格値は理想に近い場合にモデルSが走行可能な距離、標準値はより現実的な値、と言われています。
実際の感覚でいうと、定格値で表示された距離を走れるためには、エアコンオフ、時速40kmくらいで一定速度をキープするイメージで、達成が不可能ではないがかなり理想的な数字。標準値はエアコンは冷房なら入れてても大丈夫、速度は風速にもよりますが100km/hくらいまでは出しても達成できる数字だと思います。暖房や上り坂、高いスピード、激しい速度変化があると、標準値で示される距離を達成できません。
冬の高速道路などでは、標準値の20%増しあたりが私の場合の目安になっており、計画の際には余裕を見て30%増しとしています。例えば200km走行予定の場合には、260kmの標準値が必要。逆に標準値が350kmなら、余裕を見た走行可能な距離は269kmとなります。

もう一つ、エネルギーグラフを見ると、標準値という線が真ん中に描かれています。200Wh/kmあたりにありますが、その数字は変動していません。また、201Wh/kmのとき、199Wh/kmのときにカメラで撮影してみると、、標準値は200のところに引かれていることが分かります。

私の経験とフォーラムの書き込みから、以下の数字が分かってきました。

米国にはIdealとRatedがある(Ratedが現実的なほう)
欧州にはRatedとTypicalがある(Typicalが現実的なほう)
日本には定格値と標準値があり、英語設定では定格値=Rated、標準値=Typical
米国Idealと日本定格値は同じ
米国Idealと欧州Typicalは同じという人と少し違うという人あり
米国Ratedと日本標準値は全然違う(!)
欧州Typicalは日本標準値は似ているようだが不明

米国Ideal(U.S. Ideal) = 250Wh/mile = 156.25Wh/km = 日本定格値(Japan Rated)
米国Rated(U.S. Rated) = 300Wh/mile = 187.5Wh/km
日本標準値(Japan Typical) = 320Wh/mile = 200Wh/km

私の車は標準値で満タン394kmなんですが、標準値が200だとすると、米国Rated基準に換算すると、394/187.5*200/1.6=262.6マイルとなり、モデルSの米国ユーザーのほとんどが報告している265マイルと一致します。
 
こちらもあくまで私見(というか単なる計算上の話)ですが、モデルSに設定されている定格値と標準値の基準・定義は平均消費電力で170Wh/km、200Wh/kmとみてます。


9月の納車直後は、定格値:152-170wh/km、標準値:190-213Wh/kmのどこかだろうと想像してました。
・テスラの謳い文句や画面表示から走行距離は500キロと400キロと仮定
・バッテリー容量はフルで85kWh、加えて81kWhと76kWhも想定
-85kWhのうち3.9kWhは「Bricking Protection」5.1kWhは「Zero Mile Protection」としてキープされているという情報有り
-モデルSはバッテリー残量が5%以下には放電しないという情報も有り(Bricking Protectionのことかも?)
-そこで実際の走行に使えるのは、85kWhから9kWh(=3.9+5.1)を除く76kWhとみなす
-あるいは「Bricking Protection」のみを除く81kWhとみなす


その後暫くしてモニター上でマニュアルを見ていると「定格値はECE R101テスト、標準値はUS EPAテストに基づく表示」とあったので、走行距離をそれぞれのテスト結果である定格値311マイル(=497キロ)、標準値265マイル(=425キロ)と想定。定格値はまあ謳い文句通りなのに対して、標準値が425キロというのはピンときませんが。


一方、エネルギーグラフに示されるラインは定格値は165-170kWhくらい、標準値は200kWhと見えるので、走行距離から計算すると恐らくバッテリー容量を85kWhとしている換算になります。
実際の運転ではフルに85kWh使えるわけではないのだとすると、この前提はちょっとどうかとは思いますが。。。まあ、あくまで計算上の話ということで。



500km 85kWh 170Wh/km 425km 85kWh 201Wh/km 400km 85kWh 213Wh/km
81kWh 162Wh/km 81kWh 191Wh/km 81kWh 203Wh/km
76kWh 152Wh/km 76kWh 179Wh/km 76kWh 190Wh/km


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基準・定義もさることながら、それよりも実際に画面表示される数値のレベル感というか正確性が気になるところでした。充電効率や計測上の誤差など考えると、こちらも所詮、後付けの数合わせでしかない可能性もありますが。


昨年末に初めてフル充電してみたところ、バッテリー残量として表示される走行距離は定格値487キロ、標準値390キロでした。90%充電で標準値351キロなので、計算上のフル充電の数値ともピタリと合うことを確認。
一方、画面上のグラフに表示される過去10キロ、25キロ、50キロの平均消費電力とそれぞれの予測航続距離(平均値)を掛け合わせるとその時点でのバッテリー残量が算出できますが、3パターンのどれでもほぼ同じ値になるので、計算の元となるバッテリー容量が(少なくともその時点での数値として)定まっていると考えられます。「SOCに対して掛け算で決まる値」という印象を私も持ちました。
これをその時点で画面表示されるキロ数から計算できるバッテリー残量割合と比較すると、フル充電時の容量を85kWhではなく76-81kWhのようです。たまたまかもしれませんが「Bricking Protection」や「Zero Mile Protection」を考慮する場合と同じレベル感です。



例1:平均消費電力:218Wh/km、予測航続距離(平均値):標準値222kmから、バッテリー残量を48.396kWhと算出。この時点でのバッテリー残量の画面表示の標準値235キロはフル充電(標準値390キロ)の約60%相当なので、100%は80.7kwh。
例2:同じく、237Wh/km、標準値110kmから26.070kWh。画面表示の標準値130キロはフル充電の約33%相当なので、100%は78.2kWh。


従って、私のモデルSの表示に基づくと、フル充電時の定格値487キロ、標準値390キロ、バッテリー容量76-81kWhから、平均消費電力は定格値156-166Wh/km、標準値195-208Wh/kmという計算になります。画面表示の数値は、グラフ上のライン(定格値170Wh/km、標準値200Wh/km)よりも少し低めの水準と捉えるのが妥当かもしれません。


普段はあまり意識しませんが、限られた時間で300キロ以上の運転をする場合、画面表示される走行距離(バッテリー残量)と実際に走行できる距離の差を、平均消費電力の水準を手掛かりに適切に見積もりたいところです。標準値に対しては、今のところ195-200Wh/kmでの走行時がこの差が最も少ない(5-10%程度の差)ので、やはりこのレベルが一つの目安になると思ってます。
 
もっと単純な計算をしてみました。
定格値487km、標準値390kmで、標準値の基準電費が200Wh/kmなら、
487:390=200:x
x=160
ってことで、定格値の基準電費は160となります!

また200Wh/km x 390 = 78kWhとなり、使えるバッテリー容量はこのくらいということではないでしょうか?
 
はい、標準値の平均消費電力を200Wh/kmと置いてしまえば、まさにその通り。でもその根拠がエネルギーグラフ上のラインの見た目でしかなく、本当にそうなのか?と思い、実施に数値表示される値をもとにいろいろ計算してみたまでです。実際に計算上は160Wh/kmとなる定格値はグラフ上ではもう少し上の水準のように見えますし、そもそも平均消費電力(Wh/km)という指標そのものに対する実感が乏しかったので。

結果的には、経験的にも計算上も標準値は200Wh/km、バッテリー容量は76-81kWhあたりを目処にするのが妥当ですね。定格値は、このレベルを実現するには恵まれた環境条件と周囲に流されないドライバーの強い意志が必要なので、まああまり気にしないということで。

ちなみに連続して300キロ以上運転したのはまだ一往復二回分しかありませんが、
往き:GHスーパーチャージャーから東名、米原JCT経由で北陸道鯖江ICまでの516キロ、103kWh、199Wh/km
帰り:北陸道金沢西ICから米原JCT経由の新東名でGHスーパーチャージャーまでの605キロ、121kWh、200Wh/km

北陸道では210-235Wh/km、東名・新東名では185-195Wh/km。道路の起伏、風の向きや強さ、気温、渋滞の影響もありますが、流れに乗って普通に運転していれば、多少スピードを出す場面が何度かあっても、エアコン暖房の利用を極力控えると標準値200Wh/km以下にはなりますね。冬の北陸道でのエアコンオフはちょっとチャレンジングでしたが…
 
ありがとうございます!
金沢まで行かれたなら、確か小松のあたりにサイエンスヒルズこまつ、というのがありまして、カフェ、レストラン併設、充電時間制限なしで50kW、というのが気兼ねなくてお勧めでした。またの機会があれば。
私が北陸道行った時は、その後関越を回って帰ってきました。

ちなみに私の標準値はもう380、定格値477くらいです。。また増えるかな。。
 
バッテリーが標準値で10キロ分以上も減りましたか。。。なぜでしょう。充電回数が多いとか?0-100kmの4秒ダッシュを繰り返してるとか??
それでも計算上の容量は76kWhですから、想定(誤差?)の範囲内ではありますね。さすがにバッテリーそのものは、まだまだ大丈夫でしょうし。

私は諸般の事情によりHPWCを使わず、ほぼ毎回スーパーチャージャーで充電してます。いかにモデルS向けに制御されているとはいえ、あまりバッテリーに優しくない(負荷が大きい)充電方法という認識なので、なるべくSOC20%以下になってから80%か90%にする方針です。今のところ月3−4回充電のペース。たまにバッテリー残量にかかわらずに充電せねばならなくなることもありますが、なるべく毎回の平均SOCを50%にするイメージ。必要に迫られた場合のみチャデモも利用。効果のほどはわかりませんが、バッテリー残量の表示に変化はありません。

なお、寒冷地では駐車中のバッテリーの減りが多い、という発見がありました。雪(10-40cmの積雪)、気温は昼3-5度、夜0度という環境で三日間、屋外の平地に駐車していたところ、バッテリーは標準値350キロから272キロまで減りました。この間の実走行距離は12キロ。ルーフやフロントガラスの除雪のために意図的に携帯アプリで暖房をつけたことで、5-6キロ相当の電力を消費。結局、1日あたり約20キロ相当の電力がバッテリー維持のために消費された換算です。通常は1日でバッテリー残量の1-2%ですが、こういう環境ですとそれが5-6%。でもそのおかげか走行上は何の問題もなく普段通りでした。

敦賀から鯖江、福井、さらに小松、金沢あたりの土地勘は元々あったのですが、このエリアの北陸道SAにはまだ急速充電器がないものの、地元への補助金が多いのか、市役所、ショッピングセンター、道の駅などでの無料チャデモの充実ぶりは嬉しい発見でした。しかも決め事として時間制限はあるものの、次のクルマがこない限りは多少の延長は許してもらえるおおらかな感じが良いです。。。とはいえテスラは日本中どこでも充電を気にせずに移動できるというのなら、浜松や京都からの距離を考えるとスーパーチャージャーが設置されるべきエリアだと思いますね。
 
@tfukushi様、こんばんは。
>バッテリーが標準値で10キロ分以上も減りましたか。。。なぜでしょう。充電回数が多いとか?0-100kmの4秒ダッシュを繰り返してるとか??

そういうことはないんですが、、短距離が多いのはありますね。関係あるかどうか分かりませんが。。東京都内なのでダッシュできることはほとんどないんです(笑)

>さすがにバッテリーそのものは、まだまだ大丈夫でしょうし。

私の場合は走行距離が1万1千キロ超えてますので、それでかも?

>なるべくSOC20%以下になってから80%か90%にする方針です

なるほど、、私は毎日、60-90%まで充電しています。次の日に使う量を推測し、余裕のある数字にしています。

>なお、寒冷地では駐車中のバッテリーの減りが多い、という発見がありました。

おっしゃる通りですね。気温がマイナスだと結構減ります。20kmくらいは余裕が必要そうですね。

>敦賀から鯖江、福井、さらに小松、金沢あたりの土地勘は元々あったのですが、このエリアの北陸道SAにはまだ急速充電器がない

ですね。私は福井出身なので、このあたりは良く行くのです。サイエンスヒルズこまつ、お試しください。やっぱ50kW・時間無制限はほとんどないので、、福井市内ではまだ発見できていません。SCはもちろん欲しいです。福井か金沢か、、富山でもいいですが、そうすると京都SCからたどり着けなくなりますね。
 
Last edited:
バッテリーの持ちやベストな充電状態については諸説あるようですし、それぞれのクルマの使い方や乗り方もありますから、一概にはなかなか言い切れませんね。カリフォルニアで1年半ほどモデルSに乗っている友人によると走行距離が数万キロでも特に変化なしとのことでしたが、乗り方のみならず気候も道路事情も違いますし。。。仮にテスラのバッテリー保証(8年間、距離無制限)が北米での乗り方を前提に検討されたとすると、十万キロくらいまでは自信を持っているのではないかと想像してますが。

私の走行距離は、平日あまり乗らないこともあってhiroshyさんの半分強です。スーパーチャージャーやチャデモではなくHPWCで時間をかけて充電するのがバッテリーには優しいでしょうから、毎日SOC60-90%にできるのは良いですね。まあ、いずれにしてもすぐに充電できる環境があれば、もし数十キロ分減少したとしても大騒ぎするほどのことでもないかとも思ってます。

本題に戻りますと、都内では信号や渋滞、地下駐車場からの出入りのアップダウンなどが多いせいなのか、普通に走っているつもりでもすぐに230Wh/km以上(暖房なし)となり標準値レベルを軽くオーバーしてしまいます。残念ながら、最初のご指摘と同じで、標準値の二割増しくらいが実際に必要と見ておくべきですね。

昨晩遅くに所用で都心を少々運転した際に思い立って電費を強く意識して走行してみたところ、過去10キロの平均が164Wh/kmになりました。やればできるということでしょうか。で、すかさず表示を定格値にしてエネルギーグラフを見てみたところ、見事に定格値のラインと重なってました。多少の誤差はあるでしょうが、やはり定格値の水準はこの辺りということで。電費を強く意識すると、無駄にアクセル踏むこともなく、超安全運転になりますね。
 
164Wh/kmですか!冬にその電費はすごいですね!

私もようやくファームウェアが6.1になりましたので、新しい%表示というのを試してみました。この世界は定格値も標準値も関係ない、パーセントの世界です。
なんか新しい、、と思ったのですが、スマホっぽくて慣れませんでした。個人的には標準値が結構参考になってるので、標準値とパーセントを両方表示してくれると嬉しいなと思いました。
コンディションの悪い時はProjected Rangeも使ったことがあります。
 
164Wh/kmですか!冬にその電費はすごいですね!

私もようやくファームウェアが6.1になりましたので、新しい%表示というのを試してみました。この世界は定格値も標準値も関係ない、パーセントの世界です。
なんか新しい、、と思ったのですが、スマホっぽくて慣れませんでした。個人的には標準値が結構参考になってるので、標準値とパーセントを両方表示してくれると嬉しいなと思いました。
コンディションの悪い時はProjected Rangeも使ったことがあります。

I've had 160Wh/km last weekend.
20150211_171636.jpg
 
Hi Hiroshi,
My range-charge trick is to charge to 90% during the night when the rates are cheaper, then start the last 10% about 45 minutes before I plan to leave. I save some money, get a full charge, and have warmed up batteries (and car in the winter).
 
今日、満タンチャージしたら、標準値が382kmになっていました。
納車後は394kmだったので、容量3%減、ってことでしょうか?7ヶ月、14000kmです。皆様の満タンチャージはどんな感じですか?

Hi Hiroshi,
Judging from other users on TMC with 40,000+ miles, the degradation you are seeing might be related to the cold temps. Once it warms up some more try calibrating your battery to see if those kilometers return. Seems those with 100,000+ miles are reporting a very minimal lose, some even an increase with older model batteries! ;-)